加えて、最近では厚労相の統計問題が深刻ですが、森友問題での財務省による公文書改竄あたりから、だんだんと自分の母国が信用できなくなってきました。森友・加計問題をはじめ、スーパーコンピュータの補助金問題や、リニア新幹線の汚職、裁量労働制を巡る不正データ問題や、省庁や自治体などでの障害者雇用の水増し問題など、ここ数年で起きた日本の中枢が絡むさまざまな事件について、結局真相は何も解明されないまま、あるいは国民に知らされないまま、どんどん世間から忘れ去られていきます。
真相を知る人たちがそれを言わずに隠す、責任を取る立場の人たちが責任を取らずに開き直る、真実を追求する立場の人たちがその責務を果たさない、といった光景が今や当たり前のようになっていますが、当たり前にしていて良いはずがありません。
3月11日を迎えるにあたり、あらためて8年という歳月の重さを認識しつつ、そんなことを思いました。