人間は、このように他人や環境にとても影響されやすいもので、日本にも「朱に交われば赤くなる」という言葉があります。脳科学的にも、自分は運がいいと思うと運が良くなり、運が悪いと思うと運が悪くなるそうです。ネガティブな人にはネガティブなことが起き、ネガティブな人たちとネガティブな話ばかりしていると、幸運は間違いなく逃げていくということです。常に誰かの悪口やグチを言っているネガティブな人と付き合っているとどうしても感化され、気付くと自分もそのような人になってしまいます。とても怖いことです。
だからこそ、いい人と付き合うべきです。プラスの影響を受けるような人と付き合って、自分をいつもポジティブな状態にしておくことが大切です。大企業や大きな組織の中には、常に職場や上司の悪口を言っている人が必ずいるものです。最近は「ディスる」という言葉もありますが、飲みに行っても愚痴や悪口が好きな人で溢れています。できるだけ、そういう人達とは距離を置いて付き合わないことです。
独立してからは、自ら稼いでいる人達や自分のアジェンダで生きている人達と交流する機会が格段に増えました。そういう人達は、皆さん、いつもポジティブで理想に燃え、元気で明るく生き生きしていてエネルギーに溢れた方が多いです。「真剣だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳ばかり」という言葉もあります。「命懸け」という言葉もすっかり死語のようになりましたが、常に元気で、真剣に、命懸けで生きて、愚痴や言い訳とは無縁の日々を目指したいものです。
辻野晃一郎コラム
このエントリーは 2014年11月12日 配信の ALEXコーポレートメールマガジンのバックナンバーになります。メールマガジンの購読を希望の方はこちらのフォームからお願いいたします。