このようなイベントに行くたびに思いますが、日本の若者は大人しくなったとか、草食系とか、いろいろと言われますが、休日を潰してこのようなイベントに集まってくる熱心な若者はたくさんいますし、就職よりも起業したいと思っている若者もたくさんいます。大切なことはこういう人達が本物の起業家として巣立って行くために、周囲の先輩達がどんなことでもサポートの労を惜しまない、ということだと思います。資金援助でも、ビジネスプランへのアドバイスでも、専門家の紹介でも、自分の経験談で参考になることでも、伝えるべきことを惜しみなく伝え、援助できることはどんなことでも手を差し伸べる、ということがとても大切だと思います。
何度も言いますが、昨年の世界銀行の調査では、起業のし易さ、という項目で日本は183か国中107位でした。この順位を上げて行くためには、資金提供のインフラ整備や規制緩和にとどまらず、チャレンジする人を応援する風土、チャレンジして失敗した人の再チャレンジを奨励する土壌を作って行くことが何より大切だと思います。自分自身も起業した事業を軌道に乗せるのに奔走する毎日ではありますが、若い人達を支援する活動には今後も出来る限り協力して行きたいと思っています。
それにしても久しぶりにお目に掛かった傳田さんは、長い間人工透析をしておられましたが、数年前に腎臓移植の手術をされ、その後、見違えるようにお元気になり、今年65歳を迎えられるということでしたが、すっかり若返られて、精力的に新しいことにもどんどん挑戦しているというお話しで大変に嬉しく思いました。
辻野晃一郎コラム
このエントリーは 2013年02月10日 配信の ALEXコーポレートメールマガジンのバックナンバーになります。メールマガジンの購読を希望の方はこちらのフォームからお願いいたします。