2012年5月27日

桐生市訪問

代表取締役社長兼CEO 辻野晃一郎

先週、群馬県桐生市に松井ニット技研さんを訪ねました。弊社のALEXCIOUS.comでも人気商品の美しいニット商品を生み出しておられる会社で、ニューヨークのMoMAストアなどでも話題になりました。桐生市までは、浅草から東武伊勢崎線に乗って開業したばかりの東京スカイツリーの真下を通って一時間半ほどで到着しました。桐生市は、現在人口12万人ほどで、古くから京都西陣と並び称される絹織物をはじめとした繊維産業の盛んな地ですが私は初めて訪れました。利根川水系の一級河川である渡良瀬川や桐生川などが流れる水に恵まれてのどかなとても美しい土地でした。松井ニットさんは、現在73歳になられる松井智司さんと5歳年下の松井敏夫さんのご兄弟が切り盛りしておられる明治40年創業の大変に歴史のある会社ですが、お二人ともとてもお元気でフットワークも軽く、作る側を智司さん、営業側を敏夫さんという役割分担であの美しいニット商品の数々を世に送り出しておられます。工場も見学させていただきましたが、40年、50年という歴史あるラッセル編機が編み出す独特の風合いと毎年のトレンドカラーとのコーディネーションをこのお二人が考案されました。そのご兄弟の末永くお元気なご活躍を祈るとともに、こういう世界に後継者が育つことを願わずにはおれませんでした。

Striped Ribbed Scarf 

 松井ご兄弟と共に(左が兄の智司さん、右が弟の敏夫さん)

近所の老舗の鰻屋さんでお昼をご馳走になる