2011年10月14日

写真は芸術か?

 
ある週末には、facebook に7億万枚以上投稿されたり、ローンチして1年も経たずして Instagram には1億5,000万枚以上もの投稿があったり、とっても身近な存在の「写真」。昨夜、写真の話題になって世界初の「写真」を引っぱり出してみたのがこれ。

By Joseph Nicéphore Niépce [Public domain], via Wikimedia Commons
Joseph Nicéphore Niépce が世界で初めて撮影に成功したそう。
いつ?1826年か27年らしい。

「1859年のサロン」で、ボードレールが「写真」は芸術とは呼ぶべきじゃないし、もしそうなら芸術を完全に堕落させるから、本来の義務に戻って慎ましい下卑となりなさいと酷評したほど、当時「写真」とはそういうものだったらしい。

のちに有名になった Eugène Atget も、芸術家が作品を描くための資料として使うための「写真」を撮って売り、生計を立てていたとか。

Organ Grinder, one of Eugène Atget's [Public domain], via Wikimedia Commons

近現代美術で年間入場者数世界トップといわれる美術館が Tate Modern のようで、そこで今やってるのは Gerhard Richter、そのドイツ最高峰の画家が初期の頃から描いているのは、実は「写真」を題材とした「フォトペインティング」だったり。

Gerhard Richter の作品 は今生きている芸術家の作品の中で、最も高値で世界で取引されてるって。

松谷