2011年9月16日
自然との関わり
先日、建仁寺を訪れました。
天井に龍の絵が描かれていました。
お話によると暴れ回っている怖い龍を「自然」と見立ててるのだそう。この龍も「自然」と同じように止められない、人間の力では及ばない。また、そこからきた言葉が「自分」だとか。よく自分らしく生きなさいと言われますが、あの語源を辿っていけば元々は「自然」の一部分を表すのだそう。「自然」の「自」と一部分の「分」、上と下とを合わせて「自分」という言葉が出来たらしい。昔の人に自分らしく生きなさいと言うと笑われるのだとか。こんな暴れまわってコントロールできないような、そんな自分に任せておっては、とんでもないことになるんだと。では、自然の恐ろしさを知るためにはどうすればよいのか。それは、不自然な姿の座禅をするんだと、逆も真なりで、非日常の生活をすると日常の生活がありがたく感じるのだと。
なるほど
松谷