2011年8月19日

高校野球


久しく高校野球をリアルタイムで見る機会は無いのですが、今年もたくさんのリアルなドラマが生まれたようです。何気なくダイジェストで見ただけなのに、画面から伝わるナインのひたむきさに一瞬で心を奪われた高校がありました。

秋田県の能代商業高校。
去年の夏の甲子園で鹿児島実業高校に0-15という大敗を喫し、
雪辱を忘れぬようそのスコアボードを掲げて練習に励んでいたそうです。

今年再び甲子園出場を果たし、初戦は奇しくも鹿児島県の高校と対戦。
見事勝利を挙げたばかりか、第2戦はエース保坂投手が完封勝利。
第3戦は延長戦にもつれ込み、惜しくもサヨナラで破れベスト8は逃したのですが、見事な戦いを見せてくれました。

能代商業は、ほぼ全員が地元中学出身の選手で構成されている公立高校だそうです。
エース保坂投手はたった一人で予選から全試合投げきりました。
試合後は応アルプススタンドの他バックネット裏観客席にも挨拶をする礼儀正しさ、インタビューで相手を讃える姿は、自分が子供時代に見てきた「高校野球」の原点そのものでした。

全国の視聴者を感動の渦に巻き込み、また勇気づけてくれた能商ナイン。
爽やかな感動ありがとう!

松谷