3月11日に東北地方を襲う未曾有の大災害が発生し、地震や津波被害からの復旧・復興もままならぬまま、原子力災害による放射能汚染は未だ収束の目途も立たず、また、盛夏を前にした電力供給への不安など、今、我々は、年が明けた時には想像もしなかったような深刻な事態に直面しております。
しかしながら、震災があってもなくても、日本という国が、ひと頃に比べて急速にその国際競争力を失い、世界における存在感を喪失しつつあったことに危機感を覚え、今の日本の閉塞状況を何とか打破したいという強い思いと志が弊社創設のそもそもの原点であります。この歴史的国難を、まさに新たな国造りの転機と捉え、そのために行動していくことこそ、今の我々に求められている本質と解釈し、弊社としても事業立ち上げに向けて全力で取り組んで参りました。
その結果、お陰様を持ちまして、いよいよ本日、弊社の事業の柱となる未だかつてないまったく新しいオンラインプラットフォーム「ALEXCIOUS(アレクシャス)」を公開させていただく運びとなりました。このサイトは、インターネットの力をフルに活用して、日本の価値を世界に発信していくコマースサイトでもあり、同時に新たなメディアとして位置付けられるものでもあります。
ここに至るまで、商材をご提供いただいた皆様をはじめ、実に多くの皆様のご協力をいただきました。 この場を借りて厚く御礼申し上げます。
震災直後に、シリコンバレーにいる私の米国の友人がくれたメッセージの中に以下のようなくだりがありました。彼らしい楽観主義にもとづいた意見ですが、私もその通りだと共感致しましたのでここに再掲させていただきます。前述しました通り、これだけの大きな代償を払った以上、この災害で学んだあまたの教訓を確実に生かした新しい国造りがあらゆる面でこれからの我々に求められていると実感しております。絶対にここから立ち上がって、あらためて強い国を作って行くことに、弊社としても微力ながらも貢献して行きたいと固く決意しております。どうか、何卒引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
"In a strange way, and I am a total optimist, this crisis is exactly what Japan needed to wake it up from its sleep. I believe that Japan will be energize by this and will come back infinitely stronger. I think this will stop the long term recession and a lot of young Japanese people will feel their mortality and fight harder."