2011年3月31日

弊社の行動指針

代表取締役社長兼CEO 辻野晃一郎

弊社では、行動指針として以下の10の項目を掲げています。その心を手短かに紹介します。

http://www.alex-x.com/about/code.html
  1. 最初から世界市場へ
  2. 日本経済の新陳代謝を加速
  3. 経営スタイル、企業カルチャー、ビジネス慣習の刷新
  4. 少数精鋭、パートナー重視
  5. 群衆の叡智の積極活用
  6. 20世紀的にならない
  7. 常識を疑う
  8. 10年早く、10倍速く
  9. 人にフォーカス
  10. 天真爛漫
1.最初から世界市場へ
ネットのパワーの本質は「数」にあるので、地域限定したビジネスではネットの力をフルには使えない。そこで、まず日本でビジネスを始めてから、それが上手く行ったらアジア、その後欧米、等という順次戦略ではなくていきなり世界マーケットを対象にする、という意味である。また、弊社の社是は「日本のリブランディング」ということにあるので、日本を世界に向けて発信していくのが弊社の活動の本質である。

2.日本経済の新陳代謝を加速
「CEOメッセージ」や、「設立趣意書」にしたためた通りであるが、日本経済を活性化させていく為には、従前の産業構造や社会構造に依存するのではなく、新陳代謝を促進して新たな企業活動を活性化させていかねばならない。図らずも、このたび日本を襲った大地震、大津波、原子力災害は我々に大きな悲劇と不安をもたらしているが、これだけの代償を払った以上、復興、さらには日本という国の再定義をオールジャパンでやっていかねばならない。

3.経営スタイル、企業カルチャー、ビジネス慣習の刷新
ネットが普及した新しい時代の新しい経営スタイルを訴求し続け、ユニークな企業カルチャーを醸成し、これまでの常識に囚われない新たなビジネス慣習を生み出して行くために努力する。

4.少数精鋭、パートナー重視
事をなす為に最も重要なのは志を共有してその実現に向けて共に苦労や喜びを分かち合う仲間である。チームメンバーやパートナー企業については一切の妥協を許さず、共に成長できる仲間を厳選する。

5.群衆の叡智の積極活用
ネットのパワーの本質の二つ目は「群衆の英知(Wisdom of Crowd)」である。なんでも自分達だけで決めたりやったりするのではなく、さまざまな局面において、ネットに繋がっている不特定多数の人達の力をできるかぎり借りて、商品やビジネスのクウォリティを高める。

6.20世紀的にならない
ややもすると、従前のスタイルで発想したり、行動したりしがちであるが、常に時代に合わせた新しい発想で行動したり、創意工夫をしているかを自問自答する。

7.常識を疑う
簡単に納得しない。常識の背後に隠れている機会を見逃さず、非常識に挑戦し続け、「常識ではありえない」「常識では考えられない」ようなことにチャレンジして行く。

8.10年早く10倍速く
何事を成すにも、他の人よりも早く気付き、そして速く実行しなければならない。また、ネットのパワーの本質の三つ目はスピードである。とにかく、毎日、「早く、速く」を心掛ける。

9.人にフォーカス
モノやサービスにはその背後に必ず作り手がいて、またユーザーがいる。モノやサービスだけではなく、それらの「人」にいつもフォーカスして行く。作り手の志、その人の人生のストーリー、そしてユーザーの欲求や喜びに対していつも新鮮な興味や探究心を持ち続ける。

10.天真爛漫
明るく、楽しく、元気で、自由奔放に仕事をする。子供のように無邪気な好奇心とエネルギーをいつまでも失わない。

以上です。今日も、これらの行動指針を意識した一日を送りたいと思います。

2011年3月25日

ヒーロー見参!


この震災の中、素晴らしいヒーロー達に出会うことができた。

#edano_nero が有名になった、
毎日状況を懸命に伝えてくれる
枝野官房長官。
 福島原発で作業をされている自衛隊、東京消防庁、機動隊の方々, フクシマ・フィフティー。
避難所名簿共有サービスを自主的に始めてくれた方々。
義援金募金、救援物資を自主的に行っている方々。
...その他数多くの方々。

What makes someone a hero?

誰かを助けるために行動を起こせることがヒーローであるのなら、どんな瞬間でも強い心を持ち続けることがヒーローであるのなら、

この瞬間は、誰でもヒーローになれるときと感じています。
自分自身、公私を通じて、被災者の方々のために、小さくてもヒーローになれないかと。

マライア・キャリーは、HERO で、「ヒーローはいつも自分の中にいて、いざというときに力を与えてくれる」と歌っていました。
被災者の方々こそ、自分自身もまたヒーローになれることを忘れず強くあってほしいと思います。

ヒーローというと思いだすマンガの一節があります。

心の中で3回唱え、ヒーロー見参! ヒーロー見参! ヒーロー見参!
ピンチの時には必ずヒーローが現れる。僕がどれだけ深くに閉じ込められても、助けに来てくれる

現在頑張ってくれている方々に感謝し、より多くのヒーローが今後も現れてくれるとともに、
早くヒーローがいなくてもよい日常に戻ることを願い、お祈り申し上げます。

長野

2011年3月21日

世界の中の日本

震災から一週間があけました。この寒さの中、避難所におられる方々のことを想うと心配が絶えません。そんな中、諸外国等からの支援申し入れが続々と表明されています。

ふだんは見えないODAをはじめとした外交政策ですが、このような状況になってみることで、改めて本当に行われていたのだと実感し、また日本を誇らしく思うばかりです。

また、エジプトでの革命直前に帰国した友達が知らせてくれたのですが、Youtubeに下記のような動画がアップされていました。こちらは、エジプト日本文化センターが撮影したものです。

先月革命を経験したばかりの国の人達でさえ、これほど日本のことを思ってくれている。恥ずかしながら、日本という国が、ここまで世界に影響を与えてたのだと、改めて知りました。

また支援は眼に見える形でも行われています。


下記アルバムには、米国海軍による被災地での復興支援の写真が数多く掲載されています。
http://www.flickr.com/photos/compacflt/sets/72157626119790243/


またもちろんこのような活動で一番尽力されているのは、自衛隊の方々です。『防衛省・自衛隊活動状況というこちらのリンク先には、各隊の活動の詳細が書かれています。 

ヘリ部隊がどこの建物から助けを待っている人たちを救助したか、 
海自の艦艇がどこで漂流中の人たちを救助したか、 
陸上部隊がどこで何人分の炊き出しを作っているか、 
輸送船団がどこへどれだけの救援物資を陸揚げしたか、 
航空隊がどこの病院へ何人の患者さんを搬送したか、 
そして福島原発でどのような活動を行っているか。 
そのようなことが克明に記されています。


日本のことを思い、祈ってくれている方、心配してくれている方、支援をしてくれている方、現場で活躍されている方。世界各国の方々へ、本当にありがとうございます。
関口

2011年3月15日

日本を見直そう

3月11日金曜日、想像を絶する自然災害が起きました。


「東北地方太平洋沖地震」


多くの方の尊い命が失われたことに、心からの哀悼の意を捧げます。
また同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。


日々報道される惨状を目にするにつけ、言いようのない悲しさが胸に湧きあがってきます。今もまだ広がり続ける被害の大きさを前に、自分の無力さを痛感します。今我々に出来ることは何だろうか、今我々がやるべきことは何だろうか、日本に住む者として考えずにはいられません。

今我々がやるべきこと、それは今回の震災をただ悲観的にとらえるのではなく、「今後日本はどう変わっていくべきなのか」を考える機会にすることだと思います。


エネルギーのあり方、都市計画、持続可能な社会システム、自然との共生、地域コミュニティ、引いては教育まで。


この未曽有の危機の中、日本の素晴らしさを実感するエピソードに数多く出会いました。助け合いの心、自分も辛い状況にあるのに譲り合う心、混乱の中でも礼を尽くす心。日本には世界に誇れる価値が無数にあります。世界中の目が今日本に向いています。

「今後日本はどう変わっていくべきなのか」 その答えは我々の足元にあるのかもしれません。



今こそ「日本を見直そう」



北川

2011年3月13日

日本を襲った大災害に際して

代表取締役社長兼CEO 辻野晃一郎

このたびの大地震、大津波により被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。 被害の全容把握や救出・救援活動が一刻も早く進みますことを切に願っております。また、福島の原子力発電所の破損による被害も早期に収拾することを願います。被災地域の一日も早い復興に向けて、被災者の皆様と心を一つにして、お祈り申し上げます。

2011年3月9日

追記

前回のブログで最後に触れた経産省のリンク、繋がりましたね!

http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/index.html

週明け早々のご対応で速かったです。

辻野

2011年3月6日

エンジェル税制

代表取締役社長兼CEO 辻野晃一郎

経済産業省がエンジェル税制(ベンチャー企業投資促進税制)というスタートアップに出資した個人投資家への税制優遇制度を実施している。

http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/angel/index.html

これによると、

「エンジェル税制(ベンチャー企業投資促進税制)とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。ベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合、投資時点と、売却時点のいずれの時点でも税制上の優遇措置を受けることができます。」

とあるので、弊社に対して支援して下さっている個人投資家の皆さんにとっても非常にいい制度だと思い、窓口の関東経済産業局に事前確認を行った上で、今年の確定申告に間に合うよう、対象となる投資家の皆さんに本制度による控除の御案内と手続きを進めていた。ところが、その後、一転、弊社がこの税制の適用対象企業であることには問題はないのであるが、各個人投資家に関しては、この制度の「同族会社規定」に抵触して適用外になる、という通達が関東経済産業局の担当官からあった。

「同族会社」といわれても、弊社は志を共有する親族でも何でもない、まったくの他人である4名の個人資本でスタートし、その後、御支援いただいている個人出資者の皆さんにも親戚縁者はいないので、まったくピンとこない。驚いて、上位組織である経済産業省新規産業室の担当者に事情を伺おうと連絡したところ、責任者の方々も同席の上で、お話をする機会を得た。

ここでは、やり取りの詳細は省くが、わかったのは、この同族会社規定は、本来のベンチャー企業以外の、所謂個人商店のような業態を除く為の措置として設けられているようなのであるが、裏には、この制度を積極推進しようとしている経済産業省側の思惑と、課税対象範囲を狭めたくないとする財務省の思惑が交錯しているように思えた。また、この制度そのものに関しても、十分な周知徹底がなされているとは思えず、未だ、公認会計士や税理士にすらきちんと認知されているとは言い難い。我々も、資本政策を策定する段階では十分なアドバイスを得られなかった。

かねて、私は、日本の新産業育成の基盤がシリコンバレー等に比べて極端に弱く、それが国の競争力を落としている一因にもなっていると強く思っているので、起業する時に、自分達が所謂実験台(モルモット)になって、起業のプロセスの中で行き当たるこの国のさまざまな障害を自ら実体験し、そういう障害をひとつひとつ取り除く為にも動いて行きたいと思っているのだが、今回、この一件でも、制度設計上の大きな矛盾を感じた。そもそも、同族会社でもない企業が同族会社規定(この制度で一方的に決められている定義)に引っ掛かったり、この制度の主旨から言えば、まっとうに税制優遇措置の対象になる個人投資家に、その制度が適用されないのは、制度設計上の不備以外の何物でもないと思うからである。

表向き、新規産業育成とかベンチャー投資促進とか言いながら、実質的にはポーズだけの中途半端で使えない施策を打ってみたところで大きな効果は期待できない。こういうところに、国の本気度が露呈するのである。

蛇足であるが、経済産業省新規産業室のページの「新規産業関連施策」の筆頭にあるエンジェル税制のリンクも切れている。

http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/index.html

今、経産省に指摘をしておくので、いつ頃リンクが復活するのか、時間を計測してみたいと思う(笑)。

2011年3月4日

東京とひとつになる日

日曜に東京マラソン2011に参加してきました!

家族のついでにした応募が受かってしまっただけで、 ねんざで全く練習もできなかったため、前日まで面倒で面倒で仕方がなかったのですが、実際参加してみて驚きました。

マラソンって楽しいものなんですね。

日ごろ馴染みのある新宿や銀座の道路一面を色とりどりのランナーが占め、 沿道は応援してくれる方たちや各種お祭り、このイベント全体の一体感が素晴らしく、 まさに東京が一体となる気がしました。

今回は 10kmの部の参加で、低く完走を目標にしていたのですが、周りの雰囲気に気持ちよく乗せられて、1時間を切ることができました。これだけ走ったのは高校以来でしょうか。
 驚いたのは運営とサービスの素晴らしさです。前日に受付がビックサイトであり、混雑で並ぶのを予想して本まで持っていったのですが、待ち時間はほとんどかかりませんでした。当日も滞りなく気持ちよく運営が行われ、参加費 5000円に対して、バスタオルとTシャツ、グローブまで配られ、走った後は、スポーツドリンクに、針や整体までとサービスもいたれりつくせりでした。
ボランティアの方には本当に頭が下がります。みなさん本当にイベント参加自体を楽しんでおられるようでした。

世界からも高い評価を受けたコース、日本人ならでのイベント/サービスの完成度、これはすばらしい海外にも誇れるイベントに出会えたと感じました。実際海外の方も米中韓を中心に2000人程参加なされたようです。


来年はぜひ無謀ですが 42km に応募してみたいと思います。
長野