2010年12月2日

ディレクターからのご挨拶 その2

ディレクター 事業企画・会計担当 関口 知宏

昨年12月、私は若い中国人の方と出会いました。お互いの国の文化について語る中で出てきた話。「在中国,小新是聪明的孩子。(中国では、クレヨンしんちゃんは頭のいい子どもだよ)」。当時日中関係のあり方について調べていた私は、中国の若い子たちの多くが日本のアニメを見て、日本とはまた違った受け止め方をしていることに大きな感動を覚えました。また今年の春、あるアメリカ人の青年と出会いました。彼は“るろうに剣心”や“幽☆遊☆白書”がきっかけで日本の文化を好きになり、日本に移り住むことを決めたそうです。彼らに出会ったのは、小沢氏の訪中や普天間基地問題で国内の対中・対米感情が揺れていた時でした。

これらの出会いから思ったこと。それはアニメであれマンガであれ音楽であれ、世界中で一緒に盛り上がれる作品が生まれたら、世界はもっともっと楽しくなるんじゃないか。インターネットによって時差も国境もなくなった今、言語の壁さえ超えてしまえば、世界中の人たちが笑い・喜び・悲しみ・感動を共有し、政治や外交とはまた別の次元で、国家の壁を超えて面白いことができるんじゃないか。そう思いました。

インターネットによる革命はいまだ始まりにすぎません。私はALEXを通じて、この流れに飲み込まれるのではなく、自らこの流れを作り出し、世界を大いに盛り上げていきたいと思っています。最初の一歩は小さいかもしれませんが、多くの実を結べるように精進して参ります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。